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世界の声を聴くこと――鈴木君代さんのホームコンサートのレポート

 7月19日の鈴木君代さん(僧侶歌手)のホームコンサートを再開した。再開したけど、特別の感慨が湧くわけではない。もっと湧くかと思ったけど。
 理由はカンタン。君代さんも繰り返し言っていたけど、「コロナ禍の中心がわけがわからん」ということが大きい。推測推定のみで、その中心に迫ることが全くできていない。専門家なんて言ったって、たかが知れている(ハンセン病、水俣病や原発事故の医療の専門家の動きをよく知っているから)。だから、すべてが消化不良不全の対話になってしまうんだ。中心がないのに、まるで国難かのように感じ、振り回されていると言えば、よいか。「わからん」のなら、もっと落ち着けばよいのに。
 もともと政治の中心がおかしい。モリトモ、カケ、サクラに辺野古、黒川を繰り返している。公文書の改竄隠蔽破棄、詭弁虚偽答弁を平気で繰り返している。暗闇である。
 そこにコロナ禍が加わるんだから、中心が全く見えなくなり、つまるところは奇怪な「自粛警察」「マスク警察」が横行し、「新しい生活様式」の奇妙な蔓延。暗闇がさらにおおっている。
 君代さん、歌は5曲ほどだけで、以上のような対話を参加者たちと展開。私はおもしろいと思った。
 なんて言えばよいのか、君代さん、ずっと自己肯定が薄く、弱さを生きざるを得ないところがあり、それをひとに伝え、悩みながら生きている。友人として、いつもつらく思ってきた。
 自己肯定がなかろうがあろうが、等しく暗闇がおおっている現代ではみんながみんな、バラバラにさせられ、ひとりぼっちになっている。そう思わざるを得ない。
 君代さんは「孤独とは世界の声を聞かなくなること」と言っていたねえ。
 「何のために人間に生まれてきたのか、それは私が仏教に遇わせてもらってはじめて起こった問いです」(君代さんの『声を聴くということ』自照社出版のP.60)。仏教じゃなくてもいい。根本的な問いである。その問いを改めて発していかないと、いっそうの暗闇の夜の時代を生きることができない。そう思う。
 とってもいい例会だった。

| 虫賀宗博 | ほっとニュース | 22:18 | comments(0) | - | - | -
再開――鈴木君代さんのホームコンサートへ、ようこそ、ようこそ(その2)

 7月19日(日)に鈴木君代さんのホームコンサート。
 いま、申し込み参加者が8人。コロナ禍が続いていますので、マスク着用(ウイルスの大きさは1万分の1ミリだけど。まあ、社会的安心感のために)とアルコール消毒、お願いすることになる。「よろしくお願いしますね」。
 ようこそ、ようこそ。
 君代さん、3月4月……とコンサートの企画がポツポツと消えていくのが「つらかった」と言っていたね。歌えないということが「こんなにさみしいことか」と思ったはず。「不要不急のの外出を自粛せよ」と言ったけども、歌うことによって生かされ、歌を味わうことによって生かされてきたひとにとっては、生きることの意味の問題になることだ。
 私たちひとりひとりにとっても、「不要不急の生きることの意味は何か」を問うことになっていった。
 コロナ禍も、高温多雨洪水も、中村哲さんの死も、別々の問題に見えて、思いのほか、一つのことかもしれない。
 世界各地での自然林や熱帯雨林の破壊の量もスピードもひどい。
 日本国内の自然空間の減少だって、すさまじい(あるデータでは1955年から2005年までに480分の1に減少)。
 病原菌やウイルスの蔓延も、すさまじい豪雨台風も、アフガニスタンの大干ばつも、同じ問題を見つめていることになる。
 ブレーキを踏まないと、車は止まらない。
 でも、誰もブレーキを踏もうとしない。誰も声もかけない。みんな、ひとごと。
 間違いなく、大惨事になる。もっと厳しいウイルスだって、きつい病気だって出てくる。
 あまりいままで書かなかったけど、あえて書いてしまえば、これから、きっと核戦争の後のような地球を生きていかざるを得ないかもしれない。
 私たちの内部の無力で絶望の鉱脈を掘り当てていくことにもなるだろう。でないと生きのびることはできない。
 君代さんは自らの人生の歩みをありのままに語り、ありのままに歌っている。
 歌うことによって回復しようとしている。
 私たちはどう回復するのか。

       2020年7月例会
7月19日(日)の午後2時〜4時半。
論楽社(左京区岩倉中在地町148、TEL075-711-0334)。
鈴木君代さん(浄土真宗僧侶+歌手)の再開ホームコンサート「いまここに在る」。
参加費1000円。
要申し込み(私宅なので、連絡は必要)。
交流会5時〜7時(自由カンパ制)。

| 虫賀宗博 | ほっとニュース | 10:08 | comments(0) | - | - | -
再開――鈴木君代さんのホームコンサートへ、ようこそ、ようこそ(その1)

 7月19日(日)に鈴木君代さん(以下、君代さんとする)のホームコンサートが決定した。
 2月の行司千絵さん以来だ。5か月ぶりの論楽社の集いになる。
 喜びをもって、再開再出発のお知らせをする。
 うれしい。
 君代さんには何回も来ていただいているよね。
 自らの人生の歩みをありのままに語って、ありのままに歌っている。そういう僧侶歌手だ。
 君代さんにはコロナ禍の3月、4月、5月の日常を語ってほしいし、参加者の友人のひとたちもコロナウイルスの蔓延下の暮らしで感じたことを話してほしい。
 久しぶりに会って、わいわいとおしゃべりしたいと思う。
 7月19日、暑いけど、クーラーないけど、お越しくださいね。

    2020年7月例会
7月19日(日)の午後2時〜4時半。
論楽社(左京区岩倉中在地町148、TEL075-711-0334)。
鈴木君代さん(浄土真宗僧侶+歌手)の再開ホームコンサート「いまここに在る」。
参加費1000円。
要申し込み(私宅なので、連絡は必要)。
交流会5時〜7時(自由カンパ制)。

 何度も書いたことだけど、私が坊主頭になって、タイの森の寺の修行のようなことをやりに行くとき、ちょうど空港の搭乗口で君代さんにバッタリ会った。君代さんは休暇旅行。ふしぎな縁で、同じ飛行機に乗ってタイへ向かった。塩田敏夫さんもいっしょだったね。11年前のこと。おもしろい友人だね。
 君代さんからギターをいま預かっている。2019年1月のホームコンサートの後で、「置いとくね」「次に来るときのために」と言われてね。そのギター、返さなきゃね。
 いいひとときを送ろう。
 お会いしよう。

| 虫賀宗博 | ほっとニュース | 17:15 | comments(0) | - | - | -
再開のときに再会――それまではどうかお大切に

 論楽社の月例会、講座はいつ再開できるのか。
 わからない。いまのところ、見当がつかないね。
 コロナウイルスの動きしだいだ。
 いまはまだ第一波だ。
 これから第二波、第三波と地球を何周もするんだろう。
 100年前のスペイン風邪(インフルエンザ)だって、3年もかかっている。
 しばらくは待つことだ。
 じっと待っていこう。
 リトリート(瞑想に専念するために引きこもること)しよう。
 読書しよう。
 手料理をつくろう。
 そうして、気づいたことを日付を入れてメモしていってほしい。記録しておいてほしいな。
 再開した論楽社の月例会で、そのメモを基にして、話してほしい。
 とにもかくにも止まない雨はない。
 明けない夜もない。
 いまここを故郷(ふるさと)にし、希望を掟(おきて)とし、鼻歌でも呟(つぶや)いて、いのちを守っていこう。
 友人に手紙を久しぶりに書いてみよう。
 川の流れをのんびり見つめ、新緑のケヤキを見あげよう。光いっぱいの世界だから。
 お香を立て、部屋のぞうきんがけをしてみよう。
 自我感情(シンキングマインド)を盛り上げてしまい、妄想映画を見ないようにね。
 そうして声を出して、「イヤなことをイヤ」と言っていこう。でないと、「ウイルスよりも恐怖する」政治が、蔓延してしまうよ。
 再開のときに、再会しようね。
 じゃあ、またね。
 それまでくれぐれもお大切に。

| 虫賀宗博 | ほっとニュース | 18:22 | comments(0) | - | - | -
歌をうたう――永井葵さんの卒業パーティーのレポート、コロナウイルスのこと

 Bさん、3月26日(木)、ありがとうございます。よく来ていただきましたねえ。
 Bさんが在てくださると、論楽社の座敷に精神の柱が立つ思いです。ありがとうございます。
 その日、ホームスクールに7年間も来てくれていた永井葵さんの「小さな卒業パーティー」でしたね。
 ビギンの「しまんちゅう ぬ たから」やラッド・ウィンプスのアニメ映画『君の名は』の主題歌などを、永井葵さん自らが歌ってくれました。
 とてもよかったです。
 きっかけは、昨秋のある日、ふと思って、「『卒論』のようなエッセイを書かないか」と提案してみたことです。すると、永井さん、「代わりに歌をうたいます」。そうしてにわかに日程を決め、声をかけ、BさんやHさんファミリーが参加してくれたわけです。
 歌はいい。とってもいい。
 たとえ「キライだ」という内容だとしてもそれが歌として成立していれば、その歌はいいのです。愛情があるからです。
 いまのコロナウイルスのことをどう思うのか、です。永井さんとも対話していますテーマです。
 Bさん、大昔読んだ古生物学の入門書のような本に「地球内部に潜むウイルスがもしも暴れたら1日か2日で人間なんて滅びる」なんて旨が書かれていたのを思い出します。
 温暖化のこと、前々から警告がされつづけていましたね。極地の永久凍土がとけ出して、氷の中のウイルスが露出してきた——という話も沁みます。
 熱帯雨林の伐採も森林火災も大きいでしょう。
 いわば危機です。
 政権担当者は危機を利用し、緊急事態宣言をつくっちゃいました。なんていう惨事便乗型政権でしょうか。
 ウイルスとの戦争なんてありえません。もっと冷静になって、シンプルな暮らしを取り戻してゆきたいと思います。
 愛情深い手紙を久しぶりに綴るのもいいでしょう。
 時間をかけて手料理をつくるのもいいでしょう。
 ぞうきんかけをしたり、ただ座してメディテーションするものいいでしょう。
 20年前の暮らしへ、30年前の生活へ、40年前の日常へ、自立的に戻していきたいものです。豆腐を買いに、なべをもって豆腐屋へ行く暮らし、悪くないと思います。
 何度も言ってますように「人間は地球の寄生虫」です。あくまでも主体は地球環境です。人間は吹けば飛ぶ寄生虫です。
 寄生虫のモラルもあります。誇りもあります。愛情もあります。
 ウイルスとは決して戦わぬように。
 そんなことをすれば、もっともっとウイルスが暴れるだけです。ウイルスそのものより、もっと恐ろしい政治がやってくるだけです。
 心落ちつけて、歌でもうたいながら、明日に向かって種子を蒔いたり、リンゴの木を植えたりしたいと思います。
 論楽社としても、永井さんのパーティーのような小さな集いをもっていこうと思っています。終息するまで1年間は最低でもかかるでしょう。手紙も出します。
 Bさん、また、お越しください。
 どうかお大切にね。

| 虫賀宗博 | ほっとニュース | 10:34 | comments(0) | - | - | -
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