論楽社ほっとニュース

京都・岩倉の論楽社からお届けします
心を開く、共感をつなげる――中平順子さんの紙芝居ワークショップへ、ようこそ、ようこそ(その2)

 森崎和江さん。大切な先人だ。論楽社の「講座・言葉を紡ぐ」の100回記念に来ていただいている(2011年12月26日30日31日「いのちへの旅――森崎和江さん、才津原哲弘さん、友人たち、ありがとう、ありがとう(その1〜3)」)。
 目の良くない森崎さんの介護役をしながら、それも才津原哲弘さんともども東京へ同行したことがある。『思想の科学』の50年史をつくる仕事のためだった。
 そのとき、岩手の小栗房子さんに会い、埼玉の中平順(より)子さんを紹介された。
 きっと深い縁である。
 中平さんによって、紙芝居の存在の意味を知らされた。「紙芝居は共感のよろこびを紡ぐ」「(中平さんが実演する)作品の奥底には生の意味がこめられている」ということを示現してもらった。
 コレって、そのまま論楽社でやろうとしてたことやん。私はそう実感した。「どんなに厳しい状況になっても、人生は生きるに値する」と思うし、さまざまな現場のひとの声を聞き、語り合ってゆき、生に深くこめられた意味に触れたいと願っている。
 その中平さんの紙芝居の実演を実際に見てほしい。
 ようこそ、ようこそ。12月10日だ。

  論楽社2017年ワークショップ
12月10日(日)、午後2時〜4時。
論楽社(左京区岩倉中在地町148、TEL075-711-0334)。
中平順子さん(紙芝居文化の会代表)の「心を開く」。
参加費1500円。要申し込み(私宅なので、事前に必ず)。
交流会4時半〜6時半(自由カンパ制、参加は自由)。

大切な連絡。

 論楽社に駐車場がないこと。改めてお知らせするね。いま、近所の実相院が人気。観光バスがけっこう来ている。バス道は混雑。もしも路上に駐車されると、近所から文句が出るし、警察が来る。有料駐車場も近所にはない。車のひとは、必ず事前に論楽社へ連絡下さい(知恵を伝えたいので)。
 それに、論楽社の前の路地(とか)でひとに会ったら、あいさつしてね。山岳道で互いにあいさつしあうように、ね。「的ではない」と確認するため。お願い。
 来年1月は冬眠のため休み。2月から再開。では、よいお年を――。

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| 虫賀宗博 | ほっとニュース | 15:29 | comments(0) | trackbacks(0) | - | -
野武士のごとく、古武士のごとく――11月例会レポート

 11月26日、稲村守さん(京都総評)の11月例会。
 そのレポートを少し。
 稲村さんとは年は3つしか違わない。
 ほぼ、同時代の同じ空気を知っている。
 けど、稲村さんは全く私の知らない、私の予想をはるかに越えた、ひとつの戦争史を生きぬいていた。
 わかることはわかる。でも、わからないことはわからない。それはそれでいい。全く問題なし。
 社会主義(体制)への思いが違う。
 自分自身の精神の全体へ覆いかぶさってくるもの、イデオロギーなるものはイヤだと思う感じ。これを私は譲ることはできない。
 むろん、粗暴な反共主義なんていうのも同じだ。
 社会主義がひとつの手立て、方法、手段であることはわかっているつもり。
 その手段が「9条を守る」「原発を廃炉へ」「沖縄から基地を追い出す」という目的につながっていくならば、いっしょにやっていけば、よい。それがみんなの利益につながるから。
 稲村さん、総評オルグ。
 オルグとして43年だ。これ、全国最長記録。不倒距離の記録。
 オルグって、工作者。
 谷川雁さんならば、民衆に対して知識人の熱い顔で接し、知識人に対し民衆のたくましい言葉で立ち向かわなければ、両者から真っ先に殺される――と言うであろう。
 ひとつの一揆には必ずひとりの工作者が間違いなくいたんだ。鼓舞しつづけたひとがいた。坂本龍馬なんて代表的オルグ。オルグは、知者・仁者であり、愚者。王者であり、愚者。役者、芸者、学者、忍者、記者、易者、医者のすべてなんだ。
 殺されず、野武士のごとく、古武士のごとく生きのびた稲村さん、スゴイ。出会って、話が少しでも聞けて、よかった。
 オルグ。デモ。ストライキ。これらのない社会がいかに不健全なことか。
 この社会には100人のひとがいたら100通りの表現があることを、100通りの常識があること私たちはもっともっときづいたほうがいい。

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| 虫賀宗博 | ほっとニュース | 17:08 | comments(0) | trackbacks(0) | - | -
心を開く、共感をつなげる――中平順子さんの紙芝居ワークショップへ、ようこそ、ようこそ(その1)

 12月10日(日)、今年ラストの論楽社の集いは、中平順子(よりこ)さん。
 紙芝居ワークショップ「心を開く」――。
 一方、絵本の読み聞かせは参加者に集中力を誘う。絵本の世界の内部へ、誘う。
 逆にすぐれた紙芝居の上演は参加者の心を開き、共感を誘う。ともに生きることの大切さに気づかされていく。
 中平順子さんとの出会いによって(2006年6月5日のほっとニュース「心の戸を開けてごらん−中平順子さんの紙芝居ワールドへようこそ」)、以上のことを知らされたと思う。
 まついのりこさんの『かりゆしの海』という作品を通し、いまいちどもう少し具体的に考えてみよう。
 かりゆし(幸せ)の海のことだ。
 まず、色のない、白い画面が出てくる。魚は黒ペンで描かれているけれど。いのちがない海だ。これが表紙。
 そこで紙芝居の演者が「これはふしぎなうみ、みんなが、心を込めて」と祈りの言葉を唱え、画面を抜く。
 すると、参加者からどよめきが起きる。
 サンゴ礁の青い海。色とりどりの魚の群れ、その美しさが登場するからだ。
 これを三回繰り返す。
 三回目は演者は「さっきより、もっともっと心を込めて」と参加者がより心を合わせ、より強い思い、祈りになることを誘う。
 すると、どうだろう。より青くて深い海、喜びで輝く魚が画面に飛び出てくるではないか――。
 どうだろうか。
 こういうシンプルな世界を紙芝居は展開する。
 演者も参加者もみんながみんな、心を開いていく。共感をつなげていく。悪利用すれば、戦争推進のプロパガンダ紙芝居だって可能(実際、戦争紙芝居が70年前に量産された、でも、作品としてはつまらない)。
 そういう紙芝居のちからを実際に参加し、味わってみよう。もし可能だったら、やってみよう。そんな12月10日のワークショップ。 8〜10の作品を上演してもらうね。
 ようこそ、ようこそ。

  論楽社2017年ワークショップ
12月10日(日)、午後2時〜4時。
論楽社(左京区岩倉中在地町148、TEL075-711-0334)。
中平順子さん(紙芝居文化の会代表)の「心を開く」。
参加費1500円。要申し込み(私宅なので、事前に必ず)。
交流会4時半〜6時半(自由カンパ制、参加は自由)。

| 虫賀宗博 | ほっとニュース | 09:28 | comments(0) | trackbacks(0) | - | -
出会いと歩み出し――稲村守さんの11月例会へ、ようこそ、ようこそ(その2)

 11月5日(日)、京丹後へ行った。米軍のレーダー基地の存在に「いやだ」と声を出すために。
 前泊博盛さん(『本当は憲法より大切な「日米地位協定」入門』のひと)の話を聞いたあと、峰山町の町内を1時間、デモした。
 黄昏(たそがれ)た町だ。町のひと誰一人、歩いていない。その町を参加者600人が全く静かに歩く。
 そのデモの列の中に、稲村守さんがいて、自然といっしょに歩くことになった。いろいろ話して歩くって、おもしろい。
 私は62。稲村さんは65。
 稲村さん、60で定年。再雇用され、その期間も、もうすぐ終了。
 2人とも黄昏だ。けれども、夕焼けがエネルギーをためたかのように、いまここにおいて発色している。言いたいこと、伝えたいこと、語り下したいことが朱いモミジの葉のようにあるんだな。きっとね。
 11月26日(日)、ブラリと来てください。おしゃべりして、交流しよう。
 ようこそ、ようこそ。

  2017年11月例会
11月26日(日)、午後2時〜4時半。
論楽社(左京区岩倉中在地町148、TEL075−711−0334》。
稲村守さん(京都総評)の「出会いと歩み出し」。
参加費1000円。要申し込み(私宅なので、事前に申し込みを)。
交流会5時〜7時。参加自由。自由カンパ制。

| 虫賀宗博 | ほっとニュース | 23:31 | comments(0) | trackbacks(0) | - | -
出会いと歩み出し――稲村守さんの11月例会へ、ようこそ、ようこそ(その1)

 11月例会は稲村守さん(京都総評)。
 11月26日(日)の午後2時から。これはいつものとおり。
 ようこそ、ようこそ。
 稲村さん、塩田敏夫さんの講演会が縁で、1年半前に出会った。
 山形の高校時代に、むのたけじ・岡村昭彦との対談集『1968年――歩み出すための素材』(三省堂新書)に出会う。
 出会いに感化され、自ら歩み出す。
 京都へ出て、ある社会主義者に出会い、京都総評へ。労働運動の中へ。以来43年。
 その稲村さんに、個人史の一端、労働運動史の一こまを語っていただきたい。そう思う。
 私は労働組合は社会的共通資本のひとつだと思っている。
 やっぱり、シマウマがライオンに一対一で向かったら、敗ける。一頭のライオンに何十頭のシマウマが等距離を保ってライオンを包囲し、追いつめていかないと絶対に勝てない。
 しかし、いままで社会主義運動にも労働組合運動にも私は縁がなかった。
 いろんなこと、聞きたいなあ、と思っている。
 11月の最終日曜日。ようこそ、ようこそ。
 待っている――。

  2017年11月例会
11月26日(日)、午後2時〜4時半。
論楽社(左京区岩倉中在地町148、TEL075−711−0334》。
稲村守さん(京都総評)の「出会いと歩み出し」。
参加費1000円。要申し込み(私宅なので、事前に申し込みを)。
交流会5時〜7時。参加自由。自由カンパ制。

| 虫賀宗博 | ほっとニュース | 21:59 | comments(0) | trackbacks(0) | - | -
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