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すっぽんぽんのいのち――。森崎和江さんと才津原哲弘さんの100回目の「講座」へ、ようこそ、ようこそ(その1)
 12月18日(日)に森崎和江さん(詩人、作家)を迎える。
 「講座・言葉を紡ぐ」がちょうど100回だ。
 潰れずに、なんとかやってこれた。
 1回目の岡部伊都子さん(1987年8月)以来、岩倉の論楽社まで足をはこんでくれたひとりひとりのおかげである。
 インタヴュアーに、才津原哲弘さん(自然農法家、元・能登川図書館の館長)。
 森崎さんの介護役も兼ねて、福岡県から才津原さんに同行していただける。ありがたい。
 祝100回である。12月18日(日)、森崎さんに才津原さんというこの上のないコンビネーションの話に参加していただき、ともに喜びあえたら、うれしい。
  講座・言葉を紡ぐ(第100回)
 2011年12月18日(日)の午後4時半〜6時半(開場は4時)。
 法然院本堂(左京区鹿ヶ谷御所ノ段町40、市バス5、17、203、204のバス停「浄土寺」下車し、東山に向かって徒歩10分)。
 森崎和江さん(詩人・作家)の「すっぽんぽんのいのちを生きる――生きのびてくださいね」。
 インタヴュアーは、才津原哲弘さん(自然農法家)。
 参加費1,500円。要・申し込み(FAX 075-711-0334 論楽社)。
 注意。――法然院の都合で夕刻から始まる。4時に山門が閉まるので、山門西の車道を入って。ちょっと暗いけど、大丈夫。受付がすぐ見つかるよ。
 森崎さんは1927年に韓国の大邱(テグ)に生まれ、17年間を韓国の地で過ごす。
 日本に帰っても、森崎さんには居場所がなかった。
 日本社会は異質性を排除し、差別する。森崎さんには「言葉がない」「顔がない」のであった。森崎さんの弟さんは自殺していった。森崎さんはなんとか持ちこたえた。
 日本の地で、いまなお心身を包む「原郷」の朝鮮をテーマに据える。でも、それは植民地支配という原罪を背負うことであった。
 切り棄てられていく坑夫たち。踏みにじられ、体を使って働き、それでも産み育てていった女たち。そういう男たち、女たちの心と魂のゆらぎやさけめに寄り添い、ともに克服していこうと、森崎さんは言葉を紡いできた。
 その作業は、自らのいのちの居場所をなんとか手にしていくものであった。
 84歳になったいまも森崎さんは思索を重ねている。
 3・11によって、よりいっそう深い断層が日本社会に走った。
 そんないま、森崎さんの生(なま)の姿に出会ってほしいんだ。
 なんとも言えず、チャーミングで、あったかい。
 「ああ、素手で、素のいのちで、すっぽんぽんのいのちで、このひとは危機に立ち向かってきたんだ」と感じさせる人柄なんだ。
 12月18日(日)、森崎さんに出会ってほしいのである。
 森崎さんがいるのである。
| 虫賀宗博 | ほっとニュース | 06:58 | comments(0) | trackbacks(0) | - | -









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