論楽社ほっとニュース

京都・岩倉の論楽社からお届けします
<< 連載コラム「いまここを生きる」(第256回)「あの世」 | main | ひとの心よ凍てつくな――豊田勇造コンサートへ、ようこそ、ようこそ(その2) >>
とびっきりの青空を――里さんの授業レポート

 3週間が過ぎ去ってしまった。水洗工事に派生したいろんな片付け、庭のせん定、垣根や屋根の修理をずうっとやっていて、アッという間に、3週間が過ぎ去ってしまった。
 4月23日(日)の里みちこさん(詩人)のワークショップ(授業)の中の言葉を、せん定しながらでも忘れているわけでなかった。
 里さん、こんなことを話した。
 「言葉をごまかすと、気持ちが悪い」(A)。
 「言葉って勇気、内から湧いてきた勇気」(B)。
 「詩、言葉が生きる力となる、ハッピーポエム、福詩(ふくし)だ」(C)。
 この3つの文。A、B、Cはそれぞれ同じことを言っているね。
 この3つの文、心にしみている。
 Cについては少し説明が必要。
 里さん、縁あって、大学の福祉学部へ40代後半で入学。その福祉が、言葉による福祉、つまり福詩であるとの心の変容に気づいていったのである。
 神戸大震災のとき、ひとびとの呻き、嘆きに思わず、背中を摩(さす)る体験を通じ、実感していったことであった。
 ダジャレにもなっていっているところが里さん。
 これらA、B、C、慈悲を再発見した、気づいたということかもしれない。そう思う。
 どんなひとにも素(す)の慈悲心はある。自我のエゴが自らの慈悲心を曇らせるだけである。
 A、B、Cの言葉を慈悲と置き換えると、私は納得できた気がする。
 慈悲って、いのち。青空。業熟(ごうじゅく)体。どんな言い換えでもいい。井戸に子どもが現前で落ちたときに、どのひとにも必ず湧き上がる心だ。誰にもある。
 それが自我のエゴのブツブツ、ネチネチのおしゃべりが消し去ってしまっているのだ。
 雲だ。エゴは雲なんだ。青空を見えなくさせてしまっている。
 私自身に慈悲を。大好きなひとに慈悲を。道に出会った知らないひとにも慈悲を。私を傷つけようとしたイヤなひとにも慈悲を。
 そう思いつづけている。
 「慈悲をごまかすと、気持ちが悪い」(A')。
 「慈悲って勇気、内から湧いてきた勇気」(B')。
 「慈悲が生きる力となる」(C')――。
 里さんの「学ぶ喜びを取り戻す」をこのように受けとめた。
 里さん、ありがとうございました。ありがとー。
 遠く石川の輪島、島根の隠岐の島、岡山の倉敷、和気からも4月23日(日)は参加者があったね。ありがたい。うれしい。
 ありがとう、ありがと――。

| 虫賀宗博 | ほっとニュース | 16:43 | comments(0) | trackbacks(0) | - | -









http://blog.rongakusha.com/trackback/878867
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   
<< May 2017 >>

このページの先頭へ