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心を開く、共感をつなげる――中平順子さんの紙芝居ワークショップへ、ようこそ、ようこそ(その1)

 12月10日(日)、今年ラストの論楽社の集いは、中平順子(よりこ)さん。
 紙芝居ワークショップ「心を開く」――。
 一方、絵本の読み聞かせは参加者に集中力を誘う。絵本の世界の内部へ、誘う。
 逆にすぐれた紙芝居の上演は参加者の心を開き、共感を誘う。ともに生きることの大切さに気づかされていく。
 中平順子さんとの出会いによって(2006年6月5日のほっとニュース「心の戸を開けてごらん−中平順子さんの紙芝居ワールドへようこそ」)、以上のことを知らされたと思う。
 まついのりこさんの『かりゆしの海』という作品を通し、いまいちどもう少し具体的に考えてみよう。
 かりゆし(幸せ)の海のことだ。
 まず、色のない、白い画面が出てくる。魚は黒ペンで描かれているけれど。いのちがない海だ。これが表紙。
 そこで紙芝居の演者が「これはふしぎなうみ、みんなが、心を込めて」と祈りの言葉を唱え、画面を抜く。
 すると、参加者からどよめきが起きる。
 サンゴ礁の青い海。色とりどりの魚の群れ、その美しさが登場するからだ。
 これを三回繰り返す。
 三回目は演者は「さっきより、もっともっと心を込めて」と参加者がより心を合わせ、より強い思い、祈りになることを誘う。
 すると、どうだろう。より青くて深い海、喜びで輝く魚が画面に飛び出てくるではないか――。
 どうだろうか。
 こういうシンプルな世界を紙芝居は展開する。
 演者も参加者もみんながみんな、心を開いていく。共感をつなげていく。悪利用すれば、戦争推進のプロパガンダ紙芝居だって可能(実際、戦争紙芝居が70年前に量産された、でも、作品としてはつまらない)。
 そういう紙芝居のちからを実際に参加し、味わってみよう。もし可能だったら、やってみよう。そんな12月10日のワークショップ。 8〜10の作品を上演してもらうね。
 ようこそ、ようこそ。

  論楽社2017年ワークショップ
12月10日(日)、午後2時〜4時。
論楽社(左京区岩倉中在地町148、TEL075-711-0334)。
中平順子さん(紙芝居文化の会代表)の「心を開く」。
参加費1500円。要申し込み(私宅なので、事前に必ず)。
交流会4時半〜6時半(自由カンパ制、参加は自由)。

| 虫賀宗博 | ほっとニュース | 09:28 | comments(0) | trackbacks(0) | - | -









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