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野武士のごとく、古武士のごとく――11月例会レポート

 11月26日、稲村守さん(京都総評)の11月例会。
 そのレポートを少し。
 稲村さんとは年は3つしか違わない。
 ほぼ、同時代の同じ空気を知っている。
 けど、稲村さんは全く私の知らない、私の予想をはるかに越えた、ひとつの戦争史を生きぬいていた。
 わかることはわかる。でも、わからないことはわからない。それはそれでいい。全く問題なし。
 社会主義(体制)への思いが違う。
 自分自身の精神の全体へ覆いかぶさってくるもの、イデオロギーなるものはイヤだと思う感じ。これを私は譲ることはできない。
 むろん、粗暴な反共主義なんていうのも同じだ。
 社会主義がひとつの手立て、方法、手段であることはわかっているつもり。
 その手段が「9条を守る」「原発を廃炉へ」「沖縄から基地を追い出す」という目的につながっていくならば、いっしょにやっていけば、よい。それがみんなの利益につながるから。
 稲村さん、総評オルグ。
 オルグとして43年だ。これ、全国最長記録。不倒距離の記録。
 オルグって、工作者。
 谷川雁さんならば、民衆に対して知識人の熱い顔で接し、知識人に対し民衆のたくましい言葉で立ち向かわなければ、両者から真っ先に殺される――と言うであろう。
 ひとつの一揆には必ずひとりの工作者が間違いなくいたんだ。鼓舞しつづけたひとがいた。坂本龍馬なんて代表的オルグ。オルグは、知者・仁者であり、愚者。王者であり、愚者。役者、芸者、学者、忍者、記者、易者、医者のすべてなんだ。
 殺されず、野武士のごとく、古武士のごとく生きのびた稲村さん、スゴイ。出会って、話が少しでも聞けて、よかった。
 オルグ。デモ。ストライキ。これらのない社会がいかに不健全なことか。
 この社会には100人のひとがいたら100通りの表現があることを、100通りの常識があること私たちはもっともっときづいたほうがいい。

 

| 虫賀宗博 | ほっとニュース | 17:08 | comments(0) | trackbacks(0) | - | -









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