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ハンセン病家族訴訟――斉藤貞三郎さんの4月例会へ、ようこそようこそ(その1)

 ハンセン病療養所の入所者は、改めて言うまでもなく、被害者である。
 ところが、時にふと、入所者が「私は加害者」と呟(つぶや)くことがあった。28年前の当初、私は少しびっくりした。
 その理由を聞いて、すぐ納得したけど。
 と同時に、ハンセン病問題の根の深さに改めて驚くことになる。
 理由は家族。残された家族の問題だ。
 冷酷な差別の嵐に、吹き晒されることになる。一家心中、一家離散もあった。
 入所者本人も人生のすべてを奪われ、耐えた。その父も母も兄弟姉妹も息子娘も、結婚や就職の差別に耐えに耐えたのである。
 ある意味では、家族のほうが差別に満ち満ちている社会内に暮らすゆえに、過酷なこともきっとあったであろう。
 けれども、入所者のことを、絶対的な秘密として抱えて家族が生きたのであろうこと以外、私には全くわからない。
 2016年2月に熊本地裁に59人(のちに509人)の家族が提訴した。
 いま、少しずつ実態が明らかにされつつある。
 私は知らないので、学びたいと思っている。
 4月22日(日)に、友人でかつ長島愛生園に最も多く通っている新聞記者の斉藤貞三郎さんに来ていただき、家族訴訟について、「基本のき」から学びたいと思う。
 「いろいろな理由をつけ、一部の人間を排除し、あとの者だけが幸せに暮らす。その幸せとは何ですか」(伊奈教勝さん)――。

      2018年4月例会
4月22日(日)の午後2時〜4時半。
論楽社(京都市左京区岩倉中在地町148、TEL075-711-0334)
斉藤貞三郎さん(毎日新聞編集局次長)の「ハンセン病家族訴訟――歴史の伝承」。
参加費1000円。要申し込み(論楽社といえども私宅なので事前にTELを)。
交流会5時〜7時。自由カンパ制(自由参加)。

| 虫賀宗博 | ほっとニュース | 18:18 | comments(0) | trackbacks(0) | - | -









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