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道心の音楽――中村徳子さんの2月例会レポート

 2月17日(日)の中村徳子さんの2月例会を15人の参加者とともに味わい尽し、そうして(いつものように)体の疲れとともに10日も過ごしてしまったな。
 遅くなったけど、レポートしたい。
 当日15分ほどの対談おしゃべりを計画していた。単に導入部として考えていた。
 ところが、当日なんと1時間にもなってしまった。
 しゃべりすぎたかもねえ。
 私は楽しい対話だったけど。
 同じこと、いまここで書くのも芸がないし……と思っていたら、こんな短いハガキが届いた。
 当日の感じを伝えてくれているハガキだ。
 「『言葉が紡ぎ』だされて貴重な体験。即興の祈りという点ではジャズを想起するものがあり(略)」(Hさん)。
 そうです、そうです、Hさん。
 古いジャズ。古楽器演奏までのヨーロッパ音楽。そうして、インド音楽。みんながみんな、深い、自在な音の世界。
 徳子さんの音。「こういう音を味わいたかった」という音。「こういう」と書かれたって、伝わらないんだけど。
 現代日本の社会、米国の音楽(ジャズは一応入るんだけど)に晒されてしまっているんだ。米国の植民地支配もあるけど、ワシらの社会の特色のひとつでもある。どんな空間に入っても奇妙な、人工的な、フラットな、ゴミのような音のBGMに満ち満ちていて、暴力的な空間をつくっている。おまけにそれをサーヴィスと思っている。それは暴力だ。
 徳子さんの音。そんな音楽産業の音なんかではない。
 道心の音である。道心の音楽だ。サレガマパダニ(インド音楽の音階)。それぞれに音がいて、タンブーラの弦の音が支え、響きあいの世界へ誘ってくれるのである。
 ありがとう、徳子さん。
 楽しかった。ありがとうね——。
 交流会で歌のプレゼントがあったね。参加者の中塚智彦さんが私の詩「待つこと」に曲をつけ、歌ってくれたのである。中塚さん、感謝(詩「待つこと」は、連載コラム「いまここを生きる」第343回の「夕映えの山」から)。
 さて、次は3月31日(日)、「風に教えてもらった、馬の話」。
 馬とともに生きている“馬子さん”。本名は杉野真紀子さん。
 残念ながら、馬は参加できない。
 では、詳しくはまたね——。

| 虫賀宗博 | ほっとニュース | 22:35 | comments(0) | trackbacks(0) | - | -









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