論楽社ほっとニュース

京都・岩倉の論楽社からお届けします
<< 連載コラム「いまここを生きる」(第362回)加藤典洋さん | main | 再出発――馬子さんが海子さんへ >>
辺野古新基地なんてできっこない――5月例会レポート

 5月例会(5月26日)の矢ケ崎響さん。
 前半は琉球新報や沖縄タイムスを使って、(前回からの)この2年間を振り返った。記憶を耕し直す作業だった。私は翁長雄志さん(当時沖縄県知事)との死別がいちばん心に沁みているかな。
 これはこれでよかったけど、私がおもしろかったのは後半だ。
 出産したことによって、前のように辺野古の現場へ行けなくなってしまったと、響さんは言う。「100人余りの高江の村に1000人もの機動隊が来た」ときのショックがあったことと「授かった子どもに、(警察によって)ごぼう抜きされていく(暴力的な)姿を見せられない」と体が思ったからだ。
 何も問題ない。自然なこと。ゆったりと休んだらいいと思う。
 (子どもが通っている)保育園で『標的の村』(三上知恵監督)の上映会したり、写真展を企画している、と響さん、言っていた。
 それでいいんだと思う。いままでとは違う方向に深められているんじゃないかと思う。
 私だって辺野古へは行けていない。行けないなら、行けないで何も問題ない。引け目を感じることはない。
 現首相、防衛大臣あてにハガキ出すこと、地元の地方議員に「沖縄県民投票の結果を守れという決議を出してほしい」と言うとか、地元新聞社に投書するとか……いっぱいある。
 辺野古のことを家族友人たちとワイワイとしゃべるだけでもいい。
 とにかく関心をもつひとをひとりでも増やしていくことだ。「これは日本全体の問題なんだ」という共通認識を広めていけばいいんだ。そう思っている。
 それでも辺野古は負けないんだから。
 響さんも言っていたように、そもそも「マヨネーズ」のような軟土を埋め立てることは不可能である。
 人間の尊厳に対して政府は土砂を投入して潰したではないか。人間の尊厳を甘く見てはいけない。絶対に何年かけても何十年かけても「新基地はつくらせない」というウミンチューのの思いゆえに建設は不可能である。
 私は工事を中止し、軍縮にとりかかることが必要であると思っている。米軍への妄想幻想を捨て、経費のすべてを洗い直し、削減すればいい。出直しだ——。
 響さん、ありがとう。4回目も、ありがとう(またね)。
 「ジュゴンの死体が辺野古の浜に上がった」なんて、よく伝えてくれました。ありがと——。

 

 参加者は久しぶりに7人だった。59通手紙出したけど。「行けない」という電話や返事が多かったけどね。15人〜29人と参加者数が伸びていたけど、いまの実力を改めて知ったと思っている。まだまだだ。再びコツコツと精進していくつもり。また、終盤の論楽社を、よろしくお願いします。
 6月例会。6月30日(日)に、塩田敏夫さん(毎日新聞記者)。
 「ポジティヴ・ニュースの行方——丹後半島の現場のゆたかさ」について、語ってもらおう。宇川の米軍基地のことも、農や漁のひとびとのことも話してもたらいたい。
 人生の現場はゆたかなんだ。
 軍事基地はふつうの暮らしとは全く相いれない。そのことがわからないひとに、生活の言葉で立ち向かっていく。それが、ひとのポジティヴ・ニュースの姿だと思うから。
 6月30日(日)の午後2時に、ようこそ、ようこそ。
 また、次で詳しく。では、また。

| 虫賀宗博 | ほっとニュース | 23:29 | comments(0) | trackbacks(0) | - | -









http://blog.rongakusha.com/trackback/879054
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30      
<< June 2019 >>

このページの先頭へ