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戦争の現実を改めて見つめ直す――三室勇さんの11月例会へ、ようこそ、ようこそ(その2)

 戦争が終わった、とする。
 とてつもない異常な行為行動の結果を前にして、「どう考えていいのか」「どう生きていけばよいか」がにわかにはわからない。これが自然な反応ではなかったか。
 古典の誰かの、何かに呼応し、反応に生の指針となれば、それは幸いなこと。そうでない多くのひとびとは、自らの内部で自ら言葉を紡ぐこと以外に生の荒野を生きることはできなかったと、思う。戦後精神とはコレであったし、私は私でその精神のパスを受けとってきたつもりの人間である、もう次の戦争はない、と思っている。
 ところが、そうでは全くなく、「戦争が終わったとたん、次の戦争に備える」というひとがまた多い。第2次大戦中の調査をし、姿の見える敵に向かって、発砲した兵士がわずか15〜20パーセントなので、訓練していこうという考え方のひとがいて、着々とやってきている。発砲率が朝鮮戦争で50〜55パーセントへ、ベトナム戦争で95パーセント。着々、ちゃくちゃく、チャクチャクと音が聞こえてくる準備がすすんでいる。これが戦争のもういっぽうの現実だ。
 だからこそ、いろんなところで、いろんなひとが、あきらめずにへこたれずに、何やかやゴチャゴチャと「戦争って、こうでっせ」と言いつづける必要がある。
 まけちゃあ、いかん。
 それだからこその11月例会。
 ようこそ、ようこそ。
 来月は12月16日(日)の中嶌哲演さん(明通寺住職、福井から原発を止める裁判の会・代表)の「仏教以前のことから」。
こっちも、ようこそ、ようこそ。

   2018年11月例会
11月18日(日)の午後2時〜4時半。
論楽社(左京区岩倉中在地町148、TEL 075-711-0334)。
三室 勇さん(エディター兼ライター)の「戦争の現実を改めて見つめ直す」。
参加費1000円。要申し込み(私宅なので、事前に必ず)。
交流会5時〜7時(自由カンパ制、参加は自由)。

| 虫賀宗博 | ほっとニュース | 23:13 | comments(0) | trackbacks(0) | - | -
戦争の現実を改めて見つめ直す――三室勇さんの11月例会へ、ようこそ、ようこそ(その1)

 11月18日(日)の11月例会は、三室(みむろ)勇さん。
 新日本文学、せりか書房を経て、独立。医療ライター兼エディター。
 鶴見俊輔さんの「家の会」メンバー。低音の声での詩の朗読がいい(交流会でお願いしようか)。
 その三室さんに「現実の戦争」について、話していただく。
 現実の戦場にひとが立つ、ということは実際にどういうことなのか。
 たとえば、夜のTVニュースで「太平洋戦争の日本軍人(軍属)230万人の死者のうち61%が餓死」(栄養失調で死んでいく日本兵の表情がアップ)を見たらどうか。
 たとえば、「硫黄島の戦闘死者のうち、米軍に殺されたのは3割、残り7割のうち、自殺がなんと6割、捕虜になるくらいならと日本兵からの他殺が1割」(日本兵が日本兵から殺されていく表情のアップ)を眺めたらどうか。
 こういう現実をリアルに知るだけで、ワシらの心には「戦争って、何や」「イヤだな」「つらいね」という感情が自然と湧く。
 戦争には戦死と別れしかないこと、——それ以上でもそれ以下でもないことがわかる。
 戦争のリアルな現実を知ることは、すべてのひとびとを反戦非戦者に育てていく。
 そう思っている。
 そうすれば、戦死者たちの思い——オレたちは犬死していく、こんな戦争、もう、やらないでほしい——が伝承されていく。9条を守って、米国にも9条を広めて、軍隊を地上から消していくことが可能になっていく。そう思う。
 もちろん、そうなっていない。全く、違う。
 逆だ。
 隠蔽が繰り返されている。情報の操作も70年続けられている。実相が知られないように、実体に触れられないように、やってきている。
 それでも戦争を少しは知っているひとが生存していたときまでは、まだ社会がなんとか平和に傾いていた。
 そういうひとも亡くなっていった。
 そうなったら、間接的ながらも戦争体験の事実のリアルに叙述された本を読み込んでいく作業が必須ではないか。
 隠蔽されていることを積極的に読んでいくことが必要ではないか。
 そんな11月例会。三室さんにお願いする。いまいちど戦争の現実のリアルさを、ともに見つめよう——。
 ようこそ、ようこそ。

   2018年11月例会
11月18日(日)の午後2時〜4時半。
論楽社(左京区岩倉中在地町148、TEL 075-711-0334)。
三室 勇さん(エディター兼ライター)の「戦争の現実を改めて見つめ直す」。
参加費1000円。要申し込み(私宅なので、事前に必ず)。
交流会5時〜7時(自由カンパ制、参加は自由)。

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| 虫賀宗博 | ほっとニュース | 09:21 | comments(0) | trackbacks(0) | - | -
運動以前が運動自体を育てる――スワロウカフェの10月例会レポート

 こんなこと、論楽社の歩みで、初めて。
 台所でスワロウ カフェのひとたちが昼ごはんをつくってくれている。いい光景。
 10月14日(日)の10月例会のことである。
 メニューは、シンプル。丹後の宇川の米軍基地近くの田んぼで、スワロウ カフェのひとたちが育てたお米のおむすび(にぎりめし)がメイン。
 この新米が実にうまい。ありがたい。
 あとはみそ汁(トマトにしょうがを擂って、これが出しになって、全体を味つける、うまい)、サラダに米糠(ぬか)ケーキ(黄粉をかける)。そうして漬けもの(差し入れだ、ありがとう)。
 それぞれがおいしい。
 いきなりの交流会って、初めてだけど、おもしろくて、おいしいんだ。
 なぜなんだろうか。つまり、運動以前のゆたかさやおいしさが、運動そのもののゆたかさ、意義深さを育(はぐく)んでいくんだ。
 そう思った。
 昼ごはんの後は、スピーチ。
 まず、大野光明さん(スワロウ カフェ)が宇川のことをごく短くレポートしてくれる。私が心に残ったのは、ある住民のひとの声だ。「(国家が決めたことには従え——という態度に)虫けら同然の扱いだ」という心の声だ。
 塩田敏夫さん(毎日新聞記者)のレポートも同じだ。塩田さんの現場レポートは熱い。そうして、ますますシンプルになっている。とってもいい。
 どこのどいつかもわからん米軍人と部下のような日本政府高官とが勝手に決めたこと、それになんで従わなきゃならんのか。なんで操られなきゃいかんのか。テキトーな約束ごとを口先だけで言っておいて、自らどんどん破っていくなんて、許されるのか。——そんな地元のひとの声を伝えてくれる。
 そんな扱いは、沖縄のひとだって、宇川のひとだって、イヤだ。イヤに決まっている。原発も米軍基地も、具体的な地元の生活の日常の姿とは、全く相容れない。
 日本政府には当事者能力があるんだろうか。
 自分の国土の安全保障のことを自分の能力判断で決定していくことができるんだろうか。
 難しい話じゃない。
 左翼であることも、お勉強しなきゃならんことも、全く必要ない話だ。
 自分たちのことを自分たちで決めていくというシンプルな話。スワラジ自治の話だ。
 (既成)の政党なんて、かえって邪魔するだけかもしれない。影響力なんて、最初は無視していって、歩めばいいんだ。そう、思う。
 いつの日か沸点が100度になる。
 運動以前の深さを蓄えていく。そうすれば、運動そのものも元気で、すこやかになっていく。
 10月14日(日)は、おもしろい気づきの日。
 スワロウ カフェ。感謝感謝。ありがとうね。
 ありがとうございました。
 次は三室勇さん(ライター兼エディター)、11月18日(日)。
 次の次(ことしのラスト)は中嶌哲演さん(小浜の明通寺住職)、12月16日(日)。
 詳しくは、またのニュースで。では、では。会いたいね。

| 虫賀宗博 | ほっとニュース | 23:12 | comments(0) | trackbacks(0) | - | -
おむすびを食べながら――スワロウ カフェとの共催の例会へ、ようこそ、ようこそ(その2)

 何よりもまずひとりひとりが静かに気づいていくこと。
 それが何よりも大切ではないか。
 すれば、日米安保なんて、「米軍の駐留権と基地貸与を認めただけ」の条約だ、とすぐにわかる。
 この2つだって、スゴイことだけど。
 ならば、「米国が日本を守ってくれている」「だから(お世話になっているから)思いやり予算を米軍に届ける」なんて、妄想とわかる。思いやり予算なんて不要ともなる。スッキリする。
 だから、日本に必要なのは、気づいたときにブレーキを踏むこと、それだけである。
 そのブレーキが壊れてしまっているから、いま問題なんだけど、壊れたものは直し、とにかく気づいて前へ歩むことだ。
 米国とはケンカせずに軍事条約から離れ、友好平和条約を結びなおすイメージを持って、努力することだ。
 ひとりひとりが気づいて、言葉にすることだ。声に出すことだ。
 どうだろうか。ちがうだろうか。
 ブレーキが壊れたままだったら、いずれ必ず破滅してしまうじゃないか。
 10月14日(日)、ようこそ、ようこそ。

   2018年10月例会(スワロウ カフェとの共催)
10月14日(日)の午後1時(おそいランチ)〜4時。
論楽社(左京区岩倉中在地町148:TEL 075-711-0334)。
「宇川の米のおむすびを食べながら——塩田敏夫さん(毎日新聞記者)とスワロウ カフェのひとたちと ともに語ろう」。
参加費無料(ただしスワロウ カフェと論楽社からカンパ布施のお願いがあり)。
要申し込み(私宅なので、人数の確認もしたいので、事前に必ず)。

| 虫賀宗博 | ほっとニュース | 23:03 | comments(0) | trackbacks(0) | - | -
おむすびを食べながら――スワロウ カフェとの共催の例会へ、ようこそ、ようこそ(その1)

 10月14日(日)、10月例会。
 新しい試みをする。初めての試みだ。
 スワロウ カフェとの共同開催。
 「座ろう」にスワロー(燕)を掛けて命名されたグループ。京都の米軍基地のことを考えているスワロウ カフェ。そこと共催の10月例会だ。
 京都の北の丹後半島の宇川(うかわ)という寒村に5年前、急に米軍レーダー基地が誕生。
 米国は日本に「望むだけの規模の基地を、望む場所に、望むだけの期間、自由に置くことができる」特権を有しているのである。ほんとうにどこにだって突然基地建設できるんだ。宇川でも明白。恐ろしいことだ。
 日本が主権国家ではなく、半植民地である。このことが、話題になること、全くない。米軍経費の75パーセントを、そんな日本に余裕ないのに、日本国民の税金で負担させていることも、話題になってない。新聞テレビではいちども登場しない。なぜなのか。
 宇川の生活の中心に農がある。田がある。その田んぼにスワロウ カフェのひとたちは関わってきた。この5月に4回目の田植えをし、この9月に4回目の稲刈りをした。
 その米でおむすび(おにぎり)をつくり、いただこうと思う。
 ようこそ、ようこそ。
 スワロウ カフェのひとたちとの交流で何か化学変化が起きるかもしれない。
 いままでの歩み(「みんなで考え、ひとりで行く」「政治以前の、運動以前の、宗教以前の……ひとりひとりの願いを耕す」)は、変えられないし、ありのままに交流してゆきたいと思う。
 ようこそ、ようこそ。

   2018年10月例会(スワロウ カフェとの共催)
 10月14日(日)の午後1時(おそいランチ)〜4時。
 論楽社(左京区岩倉中在地町148:TEL 075-711-0334)。
 「宇川の米のおむすびを食べながら——塩田敏夫さん(毎日新聞記者)とスワロウ カフェのひとたちと ともに語ろう」。
 参加費無料(ただしスワロウ カフェと論楽社からカンパ布施のお願いがあり)。
 要申し込み(私宅なので、人数の確認もしたいので、事前に必ず)。

| 虫賀宗博 | ほっとニュース | 05:30 | comments(0) | trackbacks(0) | - | -
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